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“ ル・クルーゼを選ぶには、理由があります ”

グレース・チョイさんのインタビュー

ル・クルーゼの鍋とともに、おいしさを探求し続けたい


グレース・チョイさんのインタビュー

一般のご家庭ではもちろん、プロの料理人の皆さまにも愛用されているル・クルーゼの鍋。数ある鍋の中から敢えてル・クルーゼの鍋を選ぶ理由はどこにあるのでしょうか。


本コラムでは国内外で活躍する一流シェフや料理家の皆さんにル・クルーゼの鍋の魅力や使い方のコツ、そしてル・クルーゼの鍋で作るおすすめメニューのレシピを見せていただきました。


「隠れ家レストランの女王」とも称される香港出身の人気シェフで、2019年から東京・中目黒で完全予約制レストラン「CHOY CHOY KITCHEN」を展開するグレース・チョイさん(以下、チョイシェフ)にお話を伺いました。

香港の家庭料理をモダンにアレンジ、世界が注目する人気シェフに

会社員を経て料理の道に進まれたそうですね。何かきっかけがあったのですか?


香港の家庭料理をモダンにアレンジ、世界が注目する人気シェフに▲ 「CHOY CHOY KITCHEN」店主のグレース・チョイさん

▲ グルマン世界料理本大賞を受賞した初のレシピ本「蔡菜館」▲ グルマン世界料理本大賞を受賞した初のレシピ本「蔡菜館」

チョイシェフ:料理好きの母の影響で私も子どものころから料理が大好きでした。大学卒業後、一度は会社員になったのですが、やはり自分の好きなことを仕事にしたいと思って料理の道へ進み、2011年に香港に小さなプライベートレストラン「CHOY CHOY KITCHEN」を開きました。


店で出したのは母から習ったオーセンティックな香港の家庭料理でしたが、幸いにも多くの方に支持されて「CNN香港プライベートキッチン10選」に選ばれ、初めて出版したレシピ本は2019年に「グルマン世界料理本大賞」を受賞することができました。

食材の素晴らしさに魅了され、拠点を日本に

ご自身の料理のどんなところが支持を集めていると思いますか?


日本の食材で作る香港スタイルの料理にこだわる▲ 日本の食材で作る香港スタイルの料理にこだわる

チョイシェフ:自分ではよくわかりませんが、母から教わった香港の家庭料理を、現代風にアレンジしているところかもしれません。あとは、食材の質にとことんこだわっているところ。


2019年に拠点を日本に移したのも、日本の優れた食材で香港スタイルの料理を作ってみたいと思ったからです。肉も魚も、野菜も日本の食材は本当に素晴らしいですね。


食材以外では、道具選びにもこだわっています。おいしい料理を効率良く作るには、良い道具が欠かせません。特に鍋は料理や調理法によって使い分けていますが、中でもル・クルーゼの鍋が一番のお気に入りです。

ル・クルーゼの鍋は「心強い相棒」

いつごろ、どんなきっかけでル・クルーゼの鍋を使い始めたのですか?


お気に入りのル・クルーゼの鍋たちととも▲ お気に入りのル・クルーゼの鍋たちととも

チョイシェフ:8年くらい前に、黄色い小さな「ココット・ロンド」を使い始めました。正直言って、最初は可愛い見た目に惹かれて買ったのですが、実際に使ってみてビックリ。いつもの料理がル・クルーゼの鍋で作るとすごくおいしく仕上がることに気付いたのです。


以来、ル・クルーゼの鍋は私の料理の相棒。キッチンにいろいろなサイズや種類のル・クルーゼの鍋を常備して、毎日のように使っています。香港料理は蒸したり、煮込んだりするレシピが多いので、ル・クルーゼとの相性がすごく良いんですよ。


私が特によく作るのは、煮込み料理です。ル・クルーゼの鍋でしっかりフタをして煮込むと食材に熱が通り、ふっくらと柔らかく仕上がります。今回は日本のご家庭でも簡単に作ることができる、香港風の煮込み料理のレシピです。

チョイシェフおすすめレシピ①:骨ごと煮込んでおいしさを凝縮「鶏肉の中華風醤油煮込み」

1品目にご紹介いただく「鶏肉の中華風醤油煮込み」はどんな料理ですか?


「鶏肉の中華風醤油煮込み」▲ 「鶏肉の中華風醤油煮込み」


チョイシェフ:名前の通り、鶏肉を醤油ベースのスープで煮込むだけのシンプルな料理です。香港では丸鶏で作ることも多いのですが、今回は家庭でも作りやすい鶏もも肉を使いました。


日本は鶏肉がすごくおいしいですよね。私は最近、徳島県産の鶏肉がお気に入りで、今回も使っています。骨付きのまま弱火~中火でじっくり煮込むのですが、ル・クルーゼの鍋でフタをして煮込むことで鶏肉の味と醤油の味がしっかり融合して染み込み、すごくおいしく仕上がります。


醤油は日本のものでも良いですが、香港のものを使うとより本場の味に近づきます。日本でも手に入りやすくなっていますので、探してみてください。

骨付きのまま鶏もも肉を鍋へ

▲ 骨付きのまま鶏もも肉を鍋へ

醤油がしっかり染み込むまで煮込む

▲ 醤油がしっかり染み込むまで煮込む

チョイシェフおすすめレシピ②:大根の甘みが引き立つ「牛肉と大根の煮込み」

2品目の「牛肉と大根の煮込み」はチョイさんのスペシャリテをアレンジしたものだとか?


牛肉と大根の煮込み▲ 「牛肉と大根の煮込み」


チョイシェフ:はい。私のスペシャリテ「牛肉のブリスケットと大根のスープ」を、煮込み料理にアレンジしたものです。私は日本の食材の中でも特に大根が大好き。香港にも大根はありますが、日本の大根は香港のものに比べてすごく柔らかく甘くて、香りも良いです。


このレシピでは牛肉のブリスケット(肩ばら肉)とともに大根を煮込むのですが、肉のうまみが大根にしっかり染み込んで、とってもおいしいです。ご飯のおかずとしてはもちろん、おつまみにもぴったり。大きな鍋でたっぷり作って、テーブルで取り分けながら食べるのがおすすめです。

味が染みやすいよう大根は乱切りに

▲ 味が染みやすいよう大根は乱切りに

大根が軟らかくなるまでしっかり煮込む

▲ 大根が軟らかくなるまでしっかり煮込む


ル・クルーゼの鍋はその機能もさることながら、見た目がとてもおしゃれでテーブルに出しておもてなしに使えるのも良いところですよね。しかもコーティングがしっかりされているので焦げ付きにくく、お手入れも簡単。最初は少し重く感じるかもしれませんが、使っているうちに手に馴染んできて使いやすくなります。

日本の食材でしか作れない料理を追求

紹介いただいた2品ともに、日本の食材と香港の調理法、そしてチョイさんのモダンなエッセンスが見事に融合されていますね。日本に拠点を移して33年が経ちますが、今後はどんなことに挑戦していきたいですか?


「日本の食材の良さを引き出す料理を」「日本の食材の良さを引き出す料理を」

チョイシェフ:日本に来てからずっと、素晴らしい日本の食材でしか作ることができない香港スタイルの料理を追求しています。


日本の食材は香港の食材に比べて味も香りもすごく繊細。たとえば同じしょうがやにんにくでも、香港のものとは別物と言っても良いほど味わいが異なります。ですから、同じ香港スタイルの料理でも日本の食材で作るときは調味料の種類や量、調理法を少し変えていかねばなりません。


これからも、いろいろな日本の食材と向き合いながら、新しいおいしさを探求する旅を、ル・クルーゼのお鍋と一緒に続けていきたいと思っています。

最後に、これからル・クルーゼの鍋を使う方にアドバイスをお願いします。


東急東横線「中目黒駅」にほど近い「CHOY CHOY KITCEN」(完全予約制)▲ 東急東横線「中目黒駅」にほど近い「CHOY CHOY KITCEN」(完全予約制)

チョイシェフ:フランス生まれのお鍋なので洋風の料理に使うと思い込んでいる方も多いと思いますが、そんなことは決してありません。


私も今回ご紹介したような中華風の煮込み料理や蒸し料理のほか、香港風のプリンなどのデザートを良く作ります。鍋肌のコーティングがしっかりしていて焦げ付く心配が少ないので、チャーハンや焼きそばなどの炒め物にも重宝しています。


皆さんも、まずはル・クルーゼのお鍋で自分の作り慣れた料理を気軽に作ってみてください。きっと、その出来栄えに満足して、手放せなくなるはずです!


食材以外では、道具選びにもこだわっています。おいしい料理を効率良く作るには、良い道具が欠かせません。特に鍋は料理や調理法によって使い分けていますが、中でもル・クルーゼの鍋が一番のお気に入りです。

グレース・チョイさん

料理家、CHOY CHOY KITCHEN 店主


香港の伝統料理をベースに上海と香港の家庭の味を融合させたメニューで、旬の食材を生かした素朴な味わいを提供している。自ら市場に足を運び、厳選された食材で作る料理は完全予約制の隠れ家レストランで、Twitterでは中華圏で最も推薦されたシェフとして名を馳せ、CNNやGQ、日経などの主要メディアにも取り上げられた。2019年には初のレシピ本がグルマン世界料理本賞を受賞し、その才能が国際的に讃えられている。



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