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“ ル・クルーゼを選ぶには、理由があります ”
谷 昇さんのインタビュー
僕にとって、ル・クルーゼは “憧れのお鍋”なんですよ。
フランス人シェフの元で働いていたときに初めて見たのがル・クルーゼ。単なる鍋ではなく、フランスへの憧れ、想い、フランス料理への熱意、食文化、それらすべてがカタチになって表われたもの。それこそがル・クルーゼなんです。
ル・クルーゼの「ソースパン」でグッと煮つめると、ソースがうまくなる。フォアグラのテリーヌは「テリーヌ・レクタ」で。同じサイズやカタチの調理器具でも作れるけれど、味がまるでちがう。
でも、味だけでなくル・クルーゼで調理しているということが大事。料理への想いが込められ、特別な一品になります。だから、大切に使いたい。使ったあと保管する方法も、僕はうるさいですよ(笑)。
ル・クルーゼの小さな鍋を、お客様の前に出す。内圧がかかっていて、フタを開けたとたんに湯気とともに良い香りが飛び出す。そのときフタをずらす方向を計算して、お客様にいちばんいい香りが届くようにする。食べていただく前から、お客様の目が輝く。うれしい瞬間です。レストランで美味しい料理が出るなんて当たり前。「本当に楽しい食事だった」と、心に残るひとときをお届けすることが大切。素敵な人とテーブルをともに楽しむ。フランス料理の奥深くにある、文化のようなものをル・クルーゼはいつでも思い出させてくれます。料理は総合力。道具を選ぶときから、使うとき、そしてサーブするところまで、全てのプロセスが大事なんです。
▲ 「新しいね。これでどんな料理を作ろうかな。」、新作「シグニチャー」を見て料理を想像するシェフ。
娘に子どもが生まれて離乳食をル・クルーゼで作っています。ふだんの料理もル・クルーゼ。他にいくつも鍋はあるのにね。僕は家では料理をしませんが、妻や娘がル・クルーゼを使っているのを見れば、丁寧に料理を作ることや伝えていくことの大切さ、これらを自然と分かってくれているんだなぁと安心します。いつかきっと孫もル・クルーゼで料理するはず。もう、そんなシーンをイメージできちゃいますよ(笑)。
谷 昇さん
ル・マンジュ・トゥー オーナー・シェフ
1976年と1989年に渡仏。アルザスの3つ星「クロコディル」2つ星「シリンガー」などで修業。1994年に「ル・マンジュ・トゥー」をオープン。