うまみキッチンコラム【前編】レポート カゴメ野菜生活ファームでおいしい野菜体験

2022年08月31日更新

【前編】レポート カゴメ野菜生活ファームでおいしい野菜体験

野菜をたくさん食べて身体の中から美しく健康になる食生活を提案しているル・クルーゼは、カゴメ株式会社が日本の野菜不足解消を目指して立ち上げたプロジェクト「野菜をとろうキャンペーン」に賛同しています。2020年には賛同企業計19社と連携して「野菜摂取推進プロジェクト」を立ち上げ、社会全体で「野菜をとろう!」という機運を高めるための様々な取り組みを行っています。


その一環として、今回のうまみキッチンコラムでは、長野県・富士見町にある「カゴメ野菜生活ファーム富士見」を訪問。その魅力をお伝えするとともに、同ファーム専属シェフ直伝、野菜のうまみがたっぷり味わえるお手軽レシピをご紹介します。

野菜がもっと好きになる!「野菜のテーマパーク」

2019年4月、八ヶ岳山麓の美しい高原の町・長野県諏訪郡富士見町にオープンした「カゴメ野菜生活ファーム富士見」は、「農業・ものづくり・観光」が一体化した、野菜のことが大好きになる体験型の「野菜のテーマパーク」。八ヶ岳の雄大な自然を背景に、野菜と豊かにふれあいながら、食や農、地域の魅力を体験できる施設で、カゴメの野菜飲料「野菜生活100」を製造している工場の見学や野菜の収穫体験、野菜を使ったワークショップなどを楽しむことができます。

生物と共生する持続可能な農業を目指して

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生物多様性モデル圃場

「生物多様性モデル圃場」も、カゴメ野菜生活ファームの見どころの1つ。さまざまな生物と共生する農業を目指す圃場内では、農作物に悪い影響を与える害虫を食べてくれる虫や鳥の生息を促す、様々な仕掛けが設置されています。例えば、「竹筒マンション」は、害虫のアオムシを食べる習性を持つドロバチに住んでもらうために設置したもの。このマンションにたくさんドロバチが住んで畑のアオムシを食べてくれれば、農薬を使わなくてもアオムシの駆除ができるというわけです。

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ドロバチが住む「竹筒マンション」

圃場内では、実際に畑の周りを歩きながら、生き物と共生するための工夫や、鳥や虫、草花に関する計14個のクイズを解く「畑の生き物クイズラリー」ができるようになっていて、生物多様性の大切さや生き物たちへの親しみを感じることができます。

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生物多様性について学べるクイズの例

また、ファームでは資源・エネルギー循環型の農業の実践も始まっています。例えば、トマト栽培用のハウスでは、隣接するカゴメ富士見工場の排温水を暖房源に、排ガス(CO2)をハウス内での光合成促進に活用。さらに、野菜飲料を絞る工程で生じる「搾汁パルプ」(搾りかす)は、菜園の土づくりに使われています。

 

カゴメでは、「このファームで工業や観光と連携した、持続可能な新しい農業の在り方を実践することによって、農家の担い手や後継者不足で遊休地となっていたこの場所を農地として再生し、農業に携わる人づくりや、地域の魅力づくりに貢献していきたい」としています。

野菜を見て、触って、収穫しよう!

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子供たちにも大人気!ミニトマトの収穫体験

ファーム内で楽しめるコンテンツの中でダントツの人気を誇るのが、「野菜の収穫体験」です。春から初冬にかけてファームで栽培される野菜は20種類以上。「収穫体験」に参加すると、夏にはトマトやミニトマト、とうもろこしやミニパプリカ、秋にはかぼちゃやさつまいも、冬にはブロッコリーや大根、かぶなど、その時期に一番おいしい野菜を収穫し、持ち帰ることができます(数量限定)。収穫の楽しさはもちろんですが、野菜の一つひとつが瑞々しく実り、美しく色づいている様子を間近に見ているだけで、心癒される大人気のコンテンツ。参加した方たちからは「ますます野菜が好きになった」、「大切な人を連れてまた訪れたい」との声が聞かれるそうです。時期をずらせば、毎回異なる種類の野菜を収穫できるので、繰り返し訪れる方も多いのだとか。新鮮な野菜を見て触って、味わえる贅沢な時間が過ごせる収穫体験。皆さんもぜひ参加して、お手持ちのル・クルーゼのお鍋でおいしい野菜料理を作ってみてくださいね。

この日(6月下旬)は、とうもろこしやなす、ズッキーニにヤングコーンなど、夏野菜がちょうど食べごろ。コラム後編では、この採れたて野菜を使ってル・クルーゼの鍋で作るうまみたっぷりのレシピを、ファーム併設のイタリアンレストラン「IL FAGGIO」の田中 満シェフに教えていただきます。