うまみキッチンコラムゆーママの"半調理×やみつき夏野菜レシピ"

2021年07月01日更新

ゆーママの"半調理×やみつき夏野菜レシピ"

「忙しい毎日に、夏野菜の半調理作りおきレシピ」

長期休暇に入ると家族が家にいる時間が増え、何かと忙しくなる夏のママさん、パパさんたち。そんな忙しい毎日をサポートするのが「半調理作りおきレシピ」。


“半調理”は少し時間が空いた時に仕込んでおくだけで、いつでも好きな時に、出来たてで美味しい料理を食卓に出すことができます。さらにル・クルーゼの鍋なら、冷凍のまま調理することも!今回は、旬のかぼちゃを使った半調理レシピで手軽に、長持ちする美味しい作りおき料理をつくっていきましょう。

「家族と楽しい時間を過ごすための半調理」

普段からご家庭に向けても料理をつくるゆーママさんは、「家族で囲む食卓に、みんなの好きなものがあれば、それだけでその空間が笑顔でいっぱいになりますよね。うちは家族が多い分、食事の準備が大変なんですが、そんな中でもみんなに笑顔になってもらいたくて半調理を始めたんです。」といいます。

今回ご紹介するレシピ

  • 半調理作りおきレシピ "かぼちゃと豚肉の甘辛煮"
  • アレンジレシピ "かぼちゃと豚肉の甘辛煮 ~爽やか仕立て~"

RECIPE / かぼちゃと豚肉の甘辛煮

ゆーママさんが考案した、半調理作りおきレシピは「かぼちゃと豚肉の甘辛煮」。かぼちゃと豚肉、みその甘みが料理のうまみを引き立てます。この三つの甘みが上手くマッチした甘辛煮はご飯との相性もよく、おかずにもぴったり。

材料

[2人分/シグニチャー ココット・ロンド 22cm]



  • かぼちゃ 1/8個(200g)
  • 豚肩ロース焼肉用 300g
  • 長ねぎ 2本(200g)

(A)

  • みそ、はちみつ 各大さじ1/2
  • しょうゆ 小さじ1
  • 水 大さじ6

作り方

  1. かぼちゃは皮付きで長さを半分に切り、5mm厚さの薄切りにする。長ねぎは3cmの長さに切る。(A)は混ぜ合わせる。
  2. 保存袋に豚肉、(A)を入れてよくもみ込みます。
  3. 2.にかぼちゃ、長ねぎ、を順に入れ、なるべく空気を抜いて封を閉じ、平らにして冷凍庫で保存する(冷凍保存期間は3週間ほど)。
  4. 鍋に凍ったままの2.を入れ、水大さじ6を加えてフタをします。中火にかけ13~15分ほど蒸し焼きにし、フタを開けて軽く水分を飛ばし、優しくひと混ぜしてから、お皿に盛り付けます。

POINT

  • お肉に下味をつけることでコーティングされ、冷凍やけを防止し、さらにお肉が柔らかくなります。今回のレシピには、はちみつを使いますが、半調理では、下味に保湿作用が期待できる砂糖、はちみつ、本みりん、ヨーグルト、食用油を加えることがポイントです。
  • ストローを保存袋の隙間に差し込んで息を吸い込むことで、しっかり空気を抜くことができ、その結果、霜がつきにくくなるため、冷凍やけ防止になります。野菜の水分やお肉のドリップをしっかりとることも霜がつきにくくなるポイントです。
  • ル・クルーゼの鍋ならゆっくり均一に加熱できるので、下味のついた食材を凍ったまま調理しても水分が蒸発しにくく、ほどよい火通りになり、誰でも簡単に調理することができます。鍋一つで調理できて、盛り付け用のお皿も不要。手の込んだ料理に見える魔法のアイテムです。

RECIPE / ゆーママの!もっと調味料でアレンジ!

時間がある時につくっておいて、いつでもすぐに食べられる半調理。何度も頼ってしまいたくなりますが、もうひと味、酸味を加えることで、また違った楽しみ方ができると、ゆーママさんはいいます。その際に、お酢などは入れず、「ミニトマト」を調味料として使うことをおすすめしてくれました。「甘辛煮は、甘みの要素が強いため、酸味を加えることで、味の変化を楽しめます。また、見栄えを考えた時に形は崩れず、料理に彩りも添えられるミニトマトを選びました。」

作り方

  1. 出来上がったかぼちゃと豚肉の甘辛煮にミニトマトを加えます。
  2. 加熱するというよりは、温めなおすくらいの火加減で火を通せば「かぼちゃと豚肉の甘辛煮 ~爽やか仕立て~」の出来上がり!

 

調味料として、ミニトマトを入れることで酸味が加わり、水々しさもあいまってガラッと味の印象を変えてくれます。

料理研究家

松本優美(ゆーまま)

企業のベーカリー部門や洋食店勤務、地域事業活性など多岐にわたる経験を経て、現在は料理研究家、また企業のレシピ開発やアドバイザーとして活動している。NHK「きょうの料理」や情報番組にも多く出演。冷凍作り置きなどの賢い調理法やおしゃれなカフェ風アレンジが定評。著書は累計67万部突破。