うまみキッチンコラムゆーママの "野菜が好きになる夏レシピ"

2021年06月21日更新

ゆーママの"野菜が好きになる夏野菜レシピ"

「デザートレシピで、野菜嫌いを克服」

「料理をする上で、調味料を加えたくなるところを、野菜を上手く使うことで、その調味料を加えなくても美味しくできる。 だから、塩分なども少なくできますし、それが自分や家族の健康にもつながるのであれば、野菜の持つ力を活用するほかないですよね。」とゆーママさんはいいます。夏野菜にはカロテン、ビタミンC、ビタミンEなどを豊富に含む野菜が多く、夏バテにも非常に効果的で、かぼちゃもその代表格です。でも、野菜を進んで食べようとしない子どもも多いのでは。 夏だからこそ、少しでも野菜を食べてもらいたい。

そんなママさん、パパさんたちにかぼちゃを使った“とっておきの夏野菜デザート” 

「子どもが好きなものと組み合わせる」

お子さんもいらっしゃるゆーママさんは、「実は、うちの子どもも野菜が苦手な時期があったんです。でも野菜は食べてほしいし、つくった料理を笑顔で食べてほしい。そこで、食べてほしい野菜と子どもが好きなものを組み合わせるようにしてからは、子供が目を輝かせてくれるようになりました。」と語ってくれました。

今回ご紹介するレシピ

  • デザートレシピ “かぼちゃのチーズケーキ”

RECIPE / かぼちゃのチーズケーキ

ゆーママさんが考案した夏野菜デザートレシピは「かぼちゃのチーズケーキ」。ル・クルーゼの鍋で、かぼちゃ本来の甘みを最大限に引き出し、仕上がりもホクホクに。砂糖の量も少なく済むので、美味しくヘルシーに夏野菜を摂ることができます。材料も混ぜて焼くだけなので、ご家庭でも簡単に本格チーズケーキがつくれます。

材料

[4人分/シグニチャー ココット・ロンド 14cm]



  • かぼちゃ  1/8個(200g)
  • クリームチーズ  200g
  • グラニュー  大さじ1.5~2(お好みで)
  • 卵  1個
  • 生クリーム  50ml
  • 片栗粉  大さじ1/2
  • 市販のクッキー(バニラ風味)  6枚

作り方

  1. かぼちゃは種をとり、皮付きのまま濡らしたキッチンペーパー、アルミ箔の順に包んで鍋に入れ、水150mlを加えてフタをして中火13~15分ほど蒸し焼きにする。
  2. フタを外してかぼちゃをボウルに入れ、スプーンで皮から実を外して麺棒などでつぶします(加熱してからだと、簡単にかぼちゃの皮を剥がすことができます)。
  3. 2にクリームチーズ、グラニュー糖を加えて泡だて器でよく混ぜ、卵、生クリーム、片栗粉も加えて混ぜ合わせる。
  4. ポリ袋にクッキーを入れて麺棒などで細かくなるまで叩く。
  5. アルミ箔を鍋にしきこみ、4.のクッキーを入れて平らに整える(フライパン用アルミ箔があれば、そちらを使用するとくっつきにくくなります)。
  6. 5に3の生地を流し入れ、鍋とアルミ箔の隙間から水100mlを入れてフタをし、ごく弱火で30~35分ほど蒸し焼きにする(途中ふつふつとしてきたら一度フタを外してください。中心が少し盛り上がっていればOK)。
  7. 冷めたらアルミ箔を外し、冷蔵庫で冷やし、取り分けていただく。

POINT

  • ル・クルーゼの鍋で加熱することにより、レンジでの加熱よりも甘く、なめらかに仕上がります。
  • クリームチーズは冷蔵庫から出してすぐは固く混ざりにくいので、かぼちゃが少し温かい状態の時に一緒に混ぜることで、ダマにならずに手早く混ぜ合わせることができます。
  • すくってサーブする際、下にクッキーがあるとくっつきにくく、サーブしやすくなります。 またクッキーの香ばしさがアクセントになり、かぼちゃのやさしい素朴な甘さや口当たりが引き立ちます。
  • 気密性、熱伝導率の高いル・クルーゼの鍋に水を入れて蒸し焼きにすることで、オーブンで焼くよりもなめらかでしっとり仕上がります。
  • 鍋ごと食卓に出しても映える!焼き型の代わりにもなり、フタもできるのでそのまま冷蔵庫へ。


ゆーママの!写真映えプチ講座!

インフルエンサーとしてSNSでも活動されているゆーママさん。完成した料理をおしゃれに写すための撮影テクニックをご紹介します。

「自然光」×「一番美味しい瞬間」

ゆーママさんは、自然光を上手く使い、その上で料理が一番美味しそうな瞬間をカメラに収めることが大事だといいます。 「例えば、チーズであれば、とろけている瞬間が一番美味しそうだから、とろけている瞬間を撮るようにしています。その瞬間を自然光で照らしてあげるだけで、普通に撮った写真よりも見違えるほどに良い写真が撮れるんです。」とゆーママさんは語ってくれました。

料理研究家

松本優美(ゆーまま)

企業のベーカリー部門や洋食店勤務、地域事業活性など多岐にわたる経験を経て、現在は料理研究家、また企業のレシピ開発やアドバイザーとして活動している。NHK「きょうの料理」や情報番組にも多く出演。冷凍作り置きなどの賢い調理法やおしゃれなカフェ風アレンジが定評。著書は累計67万部突破。