平野由希子のワインの時間 Vol.3 -秋の和食とワインを楽しむ-
-秋の和食とワインを楽しむ- 食卓から季節を感じ、その恵みを楽しんでみませんか? 四季ごとに味わいたいワインと料理を、料理研究家の平野由希子さんに教わる連載。 3回目のテーマは和食とワインです。 深まる秋にぴったりの和食と日本のワインを合わせるコツをつかんで、おいしいテーブルを演出しましょう。
使用中の製品:(左から時計回り)ラウンド・プレート・LC 23cm、ライスボール、ガイア・LM150、
銀杏など秋の食材を使うのはもちろん、ワインに合わせるために気をつけたいのが調味料の選び方です。しょうゆやみりんといった和の定番の調味料に加えて、オリーブオイルやバルサミコ酢を使うことで、ワインに寄り添う料理になります。 |
肉の表面に香ばしい焼き色を付け、チーズやオリーブオイルを添えてタリアータ仕立てに。肉の旨みにオリーブオイルやチーズのコクをプラスすることで、ワインとの相性もよくなります。赤身肉のたたき タリアータ仕立て牛赤身肉(ランプ、もも肉など) 200g 塩 小さじ1/3強 オイル 適量 春菊 適量 パルミジャーノチーズ 適量 オリーブオイル 適量 塩、こしょう 各適量使用中の製品:ラウンド・プレート・LC 23cm作り方 1.牛肉に塩をすりこみ、1時間以上おき、常温に戻す。出てきた水気をふく。 2.グリル・ロンド(またはフライパン)に薄くオイルを塗り、中火でよく熱す。 格子になるように肉を置き、途中で角度を変えて焼く。反対側も返して焼く。 3.肉を火の近くの温かい場所で10分休ませた後、薄切りにする。 4.器に肉を並べ、仕上げの塩、こしょうをふり、春菊、パルミジャーノチーズの薄切りをのせ、 オリーブオイルを回しかける。 深い溝があることで、余分な油を落としながら焼くことができるグリル・ロンド。表面には香ばしい焼き目を付けながら、中はふんわりと仕上がります。 |
「ごぼうとれんこんのバルサミコきんぴらや銀杏ごはんなど、素材の風味を生かした旨みのある和食には日本の風土が育てた日本のワインがよく合います」と平野さん。 フレッシュでみずみずしいデラウェアや果実味豊かなマスカットベリーA、ふくよかなメルロを使ったものなど、日本にも素晴らしい生産者がつくる、さまざまなワインがあります。好みのものを見つけて自由に楽しんでみてはいかがでしょう?使用中の製品:ワイン名称:左から ■ますかっとベーリーA Y cube 2013/ ダイヤモンド酒造 ■それいゆ メルロ 2012/旭洋酒 ■サン・スフル デラウェア 2014/ タケダワイナリー |
「ガイア・LM150」(写真右)は特許技術を用いた機能性にすぐれたオープナー。レバーを上下させるだけで簡単にコルクを抜くことができます。
テーブルの上に置いておいても映えるスタイリッシュなデザインも魅力。「ワインポンプ・WA137」は飲み残したワインボトルから空気を吸い出し、酸化を防ぎます。翌日もおいしく飲めるのがうれしいアイテム。どちらもワイン好きにとっての必須アイテムです。使用中の製品:右:ガイア・LM150 |
平野由希子さん 料理研究家。本格的なフレンチから毎日のおかずまで、シンプルで作りやすい料理を雑誌、書籍などで紹介。 J.S.A(日本ソムリエ協会)認定ワインアドバイザー。2010年には東京・大井町にワインバー「8 huit.(ユイット)」、根津にて焼き鳥&ワインの店「76vin(ナナジュロクバン)」を経営するなど、多方面で活躍中。 |
こちらのコラムでは全4回にわたり、平野由希子先生による季節のお料理とワインの提案をしていきます。 |
|